リーマンショックから6年経ちました。
2008年の秋は不動産投資を始めると決心してから最初で最大の試練でした。
自宅を新築後、自宅としていた区分マンションを売りに出していた時期でした。
「申し訳ありません。こういう情況ですから無理です」
リーマンショックの影響で不動産の売りが難しくなったのです。
そういう言い訳で営業マンがわざわざ謝りに来ました。
結局、当初の目論見より1500万円ほど低い額で決済しました。
まったくバカ丸出しの失敗例です。
マンションを売ろうと決めた瞬間に売ればよかっただけです。
ただ単に引っ越しを2回しなければいけないから面倒臭いことと、引っ越し費用が余計にかかるという理由で機を逃しました。
1年も設計・建築に時間を費やしリーマンショックにわざわざ売りの時期をぶち当てる。
タイミング抜群の「セルフ罰ゲーム」でした。
無知というのは高い代償を払わなければならない。
その法則を厳しく体感しました。
そして現在銀行の融資が緩くなった2014年秋です。
2006年から2007年のプチバブルに刺激されて家を新築し、最も重要な「売りどき」を逃すという教訓は常に頭にあります。
では、これからいったいどうなる?
バブルの循環というものを意識しなければ痛い目に会います。
2008年のサブプライム危機とリーマンショックはある意味、米国でのバブルの崩壊と言えるでしょうが、日本におけるプチバブルのピークを2007年とすると、2014年は7年目です。
同じ状態が8年も続くのはまれだと思います。
経済現象も含めて世の中の潮目は6年以内に動く感じがします。
とすると2007年を経済状況の起点とすると2014、2015年は大きく動いても全くおかしくないですね。
いったいいつをバブルの頂点とし、底がいつかというのをリアルタイムで体感するのはなかなか難しい。
株と違って値動きや経済状況の変化に鈍感になりやすいのが不動産投資の特徴です。
ぼうっとしてると、あっという間にやられるのは株とそう大差はありません。
唯一の救いは不動産投資の場合は収益物件という現物があるので、土地・建物が価値ゼロになる可能性は低いということです。
しかし、潮目を見る力がなければ儲ける(資産を増やす)ことはできないと思います。