2010年2月4日木曜日

確定申告でわかる収益物件の節税効果

今年の確定申告は、昨年購入した2棟の収益物件の収支が反映されます。初めて青色申告にした、平成20年分では、自宅の賃貸併用部分1室だけしか、計算に入っていませんでしたので、自分の収入にかかる税額を削減するまでには至りませんでした。

今回は、2棟分の減価償却、修繕費、不動産取得税(1棟分)などの経費が大幅にかかったのです。

年の途中に購入し、賃料収入は1年分ではないので経費を計上すると大幅な赤字です。

この赤字を自分の収入から引くと、マイナスにはなりませんが、所得税額がゼロになるレベルまで落ちました。

所得税額ゼロというのは、働き始めてサラリーをもらうようになってから初の経験です。

累進課税のおかげで、収入が上がれば、税率がグッと上がり、これをなんとか抑えられれば、ありがたいなと最近は、強く思うようになっていました。

白色申告でも経費は控除できると思いますが、やはり、青色で不動産所得を自分の収入と損益通算するというのは、ものすごい効果があります。

なかでも、減価償却というのは、経費としてお金を払ったわけでもないのに、毎年、決まった額を控除できる仕組みなので、高額の不動産を所有すれば、「赤字効果」は絶大です。

結局、この仕組みで自分の税額を抑えられるということがわかったことが、収益物件を買おうと決意した大きなモーチベーションとなったわけですが、正直、現実の数字を見ると、うれしくて涙が出そうになります。

バラ色の夢の無税生活!!

しかあーし。

これがいつまでも続くわけではありません。

償却が終われば、不動産所得が増加します。

またも高額納税の世界へ逆戻り...


基本的には投資をやっているわけですから、最終的な損益を考えて、出口戦略まで考えるのが王道なのでしょう。

残念ながら償却年数などを考えると、なんだか、ずいぶん先の話のように感じてしまい、そこまで考えられないのです。

税額を抑えて、キャッシュフローを増大させるためには、やるべきことがたくさんあります。

最終的には法人をつくるというスキームへ行き着くと思います。

物事にはオーソドックスな順番というものがあります。

来年は、事業規模として申告をして、専従者給与などを組み込み、さらなるステップへと進まないといけない気がしてきました。

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