2010年11月29日月曜日
賃貸物件への外国人受け入れで収益物件の空室は埋まるか
収益物件で外国人を積極的に受け入れて賃貸経営を改善させるためのセミナーに参加しました。
首都圏における外国人向けの賃貸需要はこれからも伸びていくので、その機会を利用しない手はないという趣旨です。
最も気になった部分は日本人賃貸利用者と外国人の大きな違いです。
それは日本人の賃貸利用者が最も嫌う条件は3点ユニットバスで、外国人はこの条件を気にしていないということです。
これは明らかに文化・習慣の違いでしょう。
湯船にどっぷりとつからないと気が済まないという日本人はアジアの国の中でさえ少数派です。
シャワーさえ浴びられればOKという人たちは狭い3点ユニットは平気なのです。
それよりも重要なのは部屋の広さのようです。
つまり、外国人を想定するなら3点ユニットでも良いが部屋は広ければなんとかなるということでしょう。
これから賃貸利用の日本人の年齢層が減少していく地域で3点ユニットの狭小ワンルームの経営は相当厳しくなるだろうと想像はつきます。
外国人登録をしている外国人は東京に41万人住んでいるそうで、これは全国の人口の210万の5分の1にあたります。
このうちの5~6割は民間の不動産仲介で部屋を探していると推測されていました。
ウチの物件でも募集の際、外国人の方は受け入れても良いという条件で仲介業者にお願いしていました。
実際に問い合わせはあったようですが、契約には至りませんでした。
外国人を拒んでいたら空室は避けられなくなる状態が訪れることを考えると柔軟な考えで経営しなければならないなと感じました。
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