2011年1月17日月曜日
海外不動産投資:ニュージーランド(NZ)不動産投資-安く仕入れて高く貸す
ニュージーランドで現地の収益不動産についてお話を伺った時に聞いた業者さんのビジネスモデルについて書いてみます。
この業者さんがターゲットとしている物件は高利回りの物件です。
高利回りの物件は高級地域にはありません。
労働者などの低所得層が住むような地域です。
このような地域はPI(Pacific Islanders)の方が多く住んでいます。
PIは大家族で生活するそうです。
大家族ですから、その中には複数の稼ぎ手がいます。つまり、稼ぎ手の少ない世帯よりも収入が多くなります。
このような人たちに高利回りで仕入れた物件を市場の平均家賃よりかなり高めにして賃貸します。
例えば週380ドルが相場家賃の物件を700ドルで貸します。
この差額を賃借人のために貯蓄しておきます。
2年後に貯まったお金を頭金としてローンを組んで、物件を買ってもらいます。
PIの方は与信が傷ついている方が多いので、この業者はローンが通るように便宜をはかります。
もし、頭金が貯まる前に、家賃の滞納やデフォルトを起こしたら、この貯蓄分がその返済に回ります。
うまい仕組みだと思いました。
業者が損をするリスクは低くなります。
このような物件を投資家に売ることができます。
ただし、地元の人は、このような地域は怖がって手を出そうとはしないそうです。
かえって、偏見を持たない、その地域を知らないような外国の投資家の方が、こういう物件でも投資の対象とすることができるようです。
この事はドルフ・デルースのセミナーでも話されていました。
単純にその物件が儲かるかどうかという事と、その地域のステータスや属性がどうかという事は別問題です。
安く仕入れて高く貸す。
これができれば、場所はどこであれ投資は成功する可能性が高いと思います。
この業者さんは、家が買いたくても買えない人たちを手助けすることになるので、このやり方は喜ばれているとおっしゃっていました。
関連記事
賃貸併用住宅建築は投資にはならないが純粋にマイホームなら何とか
スルガ銀行で住宅ローンを借りて賃貸併用住宅を建築するのはサラリーマンにお勧めできる?
賃貸併用で住宅ローン使って建てた物件は売りの時に苦しいのでは
賃貸併用住宅でオーナーが上に住むのは間違った構造
賃貸併用住宅を運営するメリット・デメリットを業者さんに学ぶ
賃貸併用より自己所有アパートに住む方が不動産投資としては儲かる
賃貸併用住宅で稼ぐためには工務店とやりあう覚悟が必要
賃貸併用住宅で稼ぐためのハードルは高い
銀行融資状況-スルガでアパートローンより住宅ローン借りて賃貸併用住宅の方が良い?
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿