中国記帳工場とは何か?
これはどうやら税理士さんの間では周知されているようです。
今回、新しい税理士を探す際にネットで税理士事務所を検索していて、ある税理士のサイトにこの情報が載っていたのです。
つまり、税理士が記帳作業を低賃金で中国にアウトソースするのです。
税理士の仕事ではこの記帳作業が最も労働集約的な作業と思われます。
これを安価で外注できれば、クライアントとの契約価格を低く抑えることができるからですね。
この情報を見つけたサイトでは、「激安の税理士」はこのような技を使っている可能性があるからやめた方が良い、という趣旨の説明がありました。
今回、面接した税理士事務所で、この話題を持ち出すと彼らのほとんどは知っていました。
ある地方の税理士がこの手法で記帳を行い、そのシステムを同業他社に売り込んでいたようです。
当然ながら、中国以外に国内でも記帳を外注する場はあります。
実際に今回面接した税理士事務所でも「領収書は何枚くらい出ますか」という質問を受けました。
税務費用の見積もりで領収書の枚数を聞かれたのは初めてでした。
おそらく外注に出す場合に枚数で金額が決められているのでしょう。
この事務所では、中国記帳が「役に立たない」ということを語っておられました。
つまり、数字は読めても日本語が読めないので、まず日本語を教えるのに手間がかかる。
というわけで、信頼のおける記帳を中国でやってもらうためにはかえってコストがかかるという結論だそうです。
でも、
「この人たちもやっぱり外注してるんだよね」
というのがばれちゃったわけです。
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