2007年12月23日日曜日
賃貸併用住宅:これからは、カモられないようにしたい(2)
そもそもお金がもうかりそうだということで、マンションを売却して、家を建てるという構想が生まれたのだが、この発想自体が間違いだった。自宅は金を生み出さないのである。
「賃貸部屋を1室作れば、その賃料でローン返済の足しになるからいいかも」
賢い妻の助言があり、これを実行することにした。狭小住宅の巨匠にこのプランをお願いすると、わずか40㎡ほどの土地に3階建てで、半地下と1階部分を貸室、2、3階を自宅にするという素敵な設計が生まれた。
何もない状態の空き地に立つと、幅跳びの五輪選手なら1回の跳躍で端から端までいっちゃいそうな空間である。最初は、こんなところに、普通に暮らせるような家が建てられるのか、ということが、うまく想像できなかった。
やはり、プロにお願いすると違うな。そう思ったわけだが、この段階で、このプロジェクトにお金を払って協力していただいているのは、「建築のプロ」である。「お金を生み出す」プロではないのである。このことにもっと早く気づかなければいけなかった。
建築をプロに頼むなら、何かすべてがうまくいくような気になっていた。お金の設計を置き去りにしていたのだ。
家の設計に6カ月、建設に8カ月かかる。巨匠には最初にこう言い渡されて建築設計・監理の契約を交わした。そして現在、8カ月経過しようとしている。まだ設計の段階である。今年6月に施行された建築基準法の改正により、建築確認申請の手続きが、超煩雑かつ複雑になり、建築業界は混乱した。この、予期せぬとばっちりが、設計に大幅な遅れを生じさせる原因となった。これは、小さな問題ではなく、国のGDPを縮小させるほどのインパクトのある事件であったことが徐々に明らかになった。
6月以前に建築確認を取っておけば、ぎりぎりセーフで、この不幸に見舞われなかったのだ。うちとほぼ同時期に購入された隣地の建売住宅は、セーフで、もうすでに家は完成している。(続く)
*銀行融資状況-スルガでアパートローンより住宅ローン借りて賃貸併用住宅の方が良い?
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