2010年3月4日木曜日

スルガ融資がついたら収益物件はぐずぐずせず即買いだ

物件は積算価格以下の価格で買えれば安心ですよね。

でもなかなかそういう物件は転がってないし、発見しても投資家がコイの池にパンを放り込んだ時にように群がってしまい買うのは難しい。

でも、なぜかうちの2棟は積算以下で買えてしまった。

なぜか。

2棟とも売り主が売り急いでいた、ということがひとつの理由だと思います。

売り急いでいる売り主に対して、現金で買うと言えば、その場で決まりです。

でも、そうではなくローンで買わなくてはならない投資家
なら、短期間で融資の決済ができそうな人が有利です。

これは、すごく感覚的に良くわかります。

自分のマンションを売ろうとした時に、早く融資の付きそうな人が買い付けを入れてくれたらいいのにな、と焦っていましたから(汗)。

この収益物件では、買い付けがすでに入っていた物件に2番手?で買い付けをダメもとで入れたのです。

この時、仲介をしていた業者さんは、1番手の人が、スルガ銀行で融資の内定が出ていることと、この買い主が、スルガ銀行以外の銀行融資も探そうとしていたことを聞き出していました。

そこで、この業者さんは、今さら違う銀行を探そうとしている人よりも、こちらのお客さんの方が融資が早く出ますよ、と宣伝して、うちの方へ買い主の気を引いてくれたわけです。

すごく強引で、そんなことができるのか、とびっくりしましたが、この売り主は、うちの方に興味を示し、結局、契約に至ったわけです。

せっかくスルガの融資が通っていたのに、他の銀行もあたってみようとしていた1番手の人は、おそらくスルガの金利が高いのをいやがったのではないかと推測できます。

うちも、融資が出るという保証は、この時点ではなかったわけですが、業者さんは、売り主に、融資が早く出るというような安心材料を与えて、うまく説得してくれたのだと思います。

売り急ぎの物件を買え、というのはひとつの不動産投資の原則です。同時に、買い主は素早く買う準備ができているということが必要条件になります。

これは去年の8月の話です。

現在はスルガ銀行でさえアパートローンの融資を厳しくしている状況です。

この時の1番手の人は、金利を考えての行動で物件を買うという機会を失いました。

別にそんなに必死で買う必要のなかった人だったかもしれません。

もし、本当に買う気満々だったとしたら失策と言えるのではないでしょうか。

少々高い金利を払っても投資として価値がある、と考えるのなら、スルガで手を打っていたでしょう。

買う買わないは、投資家のその時の戦略や資産背景によって決まります。

ただ、絶対に誰にでも平等に与えられているものは、ひとつしかありません。

時間です。

10億円貯金がある人も100万円の人も持てる時間は1日24時間で同じです。

時間はお金である、という教訓は、投資をやると腹に落ちます。


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