2009年11月23日月曜日
人生色々、賃借人色々、大家はオロオロ、空室埋まらず
東京のRCの空室を埋めるべく、眠れぬ夜を過ごしている。
な~んてことはなく、熟睡している。
9月から始まった前管理会社の客付けから、自力による仲介業者への営業に変更した過程で学んだことの最大のポイントは、
「賃貸業では客を選べない」
ということ。
賃借人となられる方の都合と、アパートオーナーの思惑は、まったく接点はないのである。
すでに申し込みは3件目である。
1件目は、居酒屋で働く年配の女性。
不動産仲介業者に申込書を提出し、保証人にも書類に記入をいただいた後、業者が連絡をとろうとしても、まったく音信普通となった。この保証人というのは実の息子であった。
2件目は、2姉妹で住みたいという方で姉が申し込み。
仲介業者H社で内見し、申し込みを提出した直後に隣の駅のM社に走り、再び申し込みをした。M社に行った理由は、仲介手数料が半額だったからであろう。
M社は、ちょっと困った立場に陥った。うちとしては、最初に内見に行ったH社にきちんと事情を説明してから正式に申し込みをお願いします、と伝えた。
結局、親に反対されたとかで、申し込みはキャンセルとなった。
3件目は、若いカップル。銀行勤めの女性の方が契約者となり、申し込みを提出。この人の親は、保証人になりたくない、ということで、お兄さんに保証人を頼んでいたが、それも断られた。
結局、今度は、彼氏の親が保証人になるということで、彼氏が契約者となり、申し込みを再度、提出。
なぜ、親が保証人になれないのか、など詳しい事情を説明する、とのことで、仲介業者の店でお会いすることになっていたが、アポをすっぽかされた。
その後、22日の正午までに、保証人を記入した申し込みを提出していただかなければ、この件は白紙とする旨を仲介業者に伝えてもらった。
これも期限は守られなかった。
しかし、なぜか、その後、彼氏は、自ら、この業者に出向き、親が保証人となることを伝えた。
現在、正式契約を今月29日までに交わすという約束で、アクションを待っている。
申し込みがあるが、なかなか契約には至らない。複数の仲介業者に一般媒介で営業をしていただいている。契約が決まるまでは、営業を続けていただきたいので、心苦しい。
このような悩みは、アパートの部屋を探す人たちにとって、まったく想像の外である。
今回、申し込みをしてきた方々は、はっきり言って、社会常識がない。
社会常識がないから、賃借人になれないかというと、そうでもない。
アパート・マンションのオーナーからすれば、きちんと家賃を毎月支払っていただければ、立派な賃借人である。
申し込みの時点で、賃借人を選別することなど、賃貸物件の供給が圧倒的に少なく、貸主が優位な立場にあるという状況のみで実現する夢物語だと思う。
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