先日、賃貸併用住宅として使用している23区内の収益物件が売りに出ていたので、見に行きました。
建美屋でそこそこ利回り(10%以上)が出ているのに、売れていないというのは何か理由がるのだろうと思いました。
この物件はオーナーの居住部分がかなり広い造りでした。
しかも、このオーナーの部屋は売却後に居住者がいなくなる。
80平米もある部屋が空くわけです。
すごくリフォーム代がかかります。
賃貸に出すまでの時間もかかります。
そもそも賃貸住宅を借りる人の家賃の常識的な上限がありますから、いくら広くても法外な家賃はとれません。
この物件はオーナーの子供(複数)が相続したらしいのですが、すぐに売りに出して換金する必要があったようです。
どんなに立派な部屋であってもメジャー芸能人でもない限り賃貸に50万円以上も払うような人はまれです。
住宅ローンを使いたいために、わざわざ居住面積を50%以上に設計した物件は売れにくくなるという良いお手本だと思いました。
売らないということを前提にするなら賃貸併用住宅でも良いのでしょうが、そのような造りの物件は収益物件として流通させることが難しくなりそうです。
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