2012年2月10日金曜日
不動産投資の融資リスクは銀行がとるのか投資家がとるのか
融資金利は銀行によって違うし、借り手の資産背景や属性によって違います。
銀行の立場で考えれば、
物件のリスクが高い→金利高め
物件のリスクが低い→金利低め
という公式になるのでしょうか。
アパート・収益物件投資への融資に積極的なスルガ銀行は、リスクの高い物件にも比較的、積極的に融資を提供していただけるありがたい銀行と言われています。
ただし、金利が高いのです。
金利を高めに設定してなるべく早めに収益をあげてリスクを低減しようとしているようにも思えます。
他の銀行に比べて積算評価も高めだという話もあります。
評価が甘ければ、融資額も大きくなり、それだけリスクも増します。
安易に融資を出しすぎて、破綻物件が増えれば、銀行は大きなリスクを抱えます。
米国のサブプライムローンは低所得者に見境なく住宅ローンを提供したことによって大変なことになりました。
この事件で米国の銀行は抵当流れ物件を二束三文で叩き売りし、損はしたけど何分の1かは資金を回収したのです。
この件ではローンを借りた側は「すべて」を失い、銀行側はすべてではないが「取り返した」わけです。
でも冷静に考えれば銀行ローンのリスクは貸し手と借り手の双方が担うものですよね。
ただし、銀行と個人投資家では、個人の方がリスクヘッジする術ははるかに少ないと思われます。
つまりリスクは平等公平にはなり得ないということです。
積算評価甘めで、積極的に投資家に収益物件への融資を提供していただけるような金融機関は大変ありがたいのですが、不動産投資家は銀行よりも大きなリスクを抱え続けなければならない、ということは頭の片隅に置いておきたいと思います。
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