家賃の設定は賃貸業で最大の肝でしょう。
家賃の設定の間違いで空室期間が長引けば経営的には失敗です。
家賃を下げると収益物件の利回りが下がるという理由で下げたくないオーナーもいます。
ただし、「利回りが下がると良くない」というのは、あくまでも物件を売る時の話です。
売却の時期をすでに設定しているなら、その時期に利回りが高い方が良いのは当然です。
売るまでの期間がまだ当分先という場合は、とりあえず少々利回りが下がっても空室を埋めた方がキャッシュフローは貯まります。
8万円の家賃が取れる部屋が3カ月空室なら単純に24万円の損失です。
どうしても82000円で決めたいからと言って2000円下げることを渋ることが得策がどうか、冷静に考える必要があります。
賃貸の仲介業者は家賃にバリュー感がある物件の方が決めやすいので、空室が埋まらない時は値下げを勧めます。
あるいは広告費を2倍以上出せば決めてくれるかもしれません。
家賃を2000円下げて、すぐに決める。
下げずに広告費を上げて決める。
色々と選択肢はあります。
利益を最大限にすることがビジネスとしての目的ならば、物件を保有している間はなんとかしてキャッシュフローを最大化したいものです。
決断のスピードを速めることで、損失を最小限に抑えることもできます。
決断と胆力。
このふたつが家賃の設定において最も必要とされる要素ですよね。
*銀行融資状況-スルガでアパートローンより住宅ローン借りて賃貸併用住宅の方が良い?
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