2011年12月27日火曜日
銀行は新築には融資してくれるが建築費を下げる助けにはならない
不動産投資家の飲み会での話です。
銀行は最近融資がきびしいが、新築なら融資出すから収益物件新築をやろうかと思っている。
そう考えているという方がいました。
確かに「融資は出るかも」ですが利回りの高い物件を作れるかどうかは?です。
なぜなら建築の素人は建築費を抑える力が弱いからです。
工務店や建築業界の経験がない人が自分の思い通りに価格をコントロールすることはできないでしょう。
そもそも、建築にかかわる人は、建築費そのものから彼らの利益を上げようとしている訳で、その部分を削れば自分の首を絞めることになります。
自宅の新築では施主支給や自己労働投入など、実際に試みてみました。
結果的には、施主の労力の割りには、大して全体の費用の圧縮にはつながりませんでした。
疲れと時間の消失が大きかったと思います。
銀行は新築には安易に融資を出してくれるかもしれません。
残念ながら新築に関わるコストを下げる労力は支援してくれません。
銀行が新築への融資に積極的な理由は、銀行にとっての担保リスクが低いからという理由だけです。
新築をしようという施主のリスクは、施主が背負うしかありません。
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