2011年12月30日金曜日
今が「売り時」の収益物件とは損益が確定しているから?
不動産投資家の飲み会で聞いた話です。
収益物件は「今が売り時」と主張する投資家さんがいました。
理由はこれから2年くらい家賃は下がり続けるからだそうです。
確かに現状では家賃は下がり傾向だと思います。
都内で礼金が取れていた地域でもとれなくなっているようです。
特にワンルームは苦しいようです。
さらにファミリー物件でさえかなり厳しいという話もあります。
不況で給料は下がり続け、賃貸を探す人の物件を見る目は厳しくなっています。
千葉に近い東部は街のパワーも落ち込んでいるそうです。
「売り時」とはいったいどんな時を言うのでしょうか。
たぶん売主にとってベストと思える価格帯で売れる時を「売り時」と言っているのではないかと推察します。
それなら、その人にとっての売り時というのは他の人とは違うのではないでしょうか。
不動産投資はインカムゲインとキャピタルゲインの総和で損益が確定します。
すでに何十年もインカムゲインでかなりの収益を上げている物件のオーナーならば、「売り時」ではなさそうな時期に売って思ったほどの高値では売れなかったとしてもOKかもしれません。
まだインカムもたいして蓄積していない状態で、しかも積算が購入価格よりも低い物件のオーナーなら「売り時」にかかわらず損をする恐れがあります。
通常、景気が良くなったら物件は高く売れそうな気がします。
「今が売り時」とおっしゃるオーナーは、売った方が良い理由があるからだと思います。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿